本町商店街について

 

本町商店街の歴史は古くその発端はいまから約400年以上前に遡ります。飯山城の城下町として栄えたのが始まりです。

 

飯山の城下町は、武田勝頼がこの地を治めた天正6年(1578年)頃には既に存在していたようですが、その後、岩井信能が上杉景勝の命を受け飯山城を本格築城した天正11年(1583年)に、上町・下町(本町)・肴町を設けたのが明確な始まりとされています。皆川氏や佐久間氏、松平氏等により治められた17世紀に入っても、飯山の城下町は大いに発展し、この頃には、本町だけで町屋数が50軒、店数も50軒を超えたといわれています。

 

松平時代飯山城下町絵図(飯山小学校蔵)

 松平時代飯山城下町絵図(飯山小学校蔵)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本多氏時代になった享保3年(1718年)頃には、本町に摂津西之宮からえびす神を分祀した市神社が商売繁盛を願って建てられました。現在も続いている「六斎市」は、この時代には始まっていました。常店が繁盛する一方で、毎月6・16・26日に開かれるこの市では、近隣の村々から多くの人が集まり、野菜や穀物、薪等を持ち寄り交易売買しました。 明治の廃城令や火災により飯山城が姿を消した後も、本町は様々な変遷を遂げながら、現在も多くの住宅や本町商店街として残っています。本町商店街には約50の店舗が軒を連ね、一年を通じ数々のイベントや催し物で賑わっています。

 

市神社

 市神社